原発事故想定で予測評価 - NHK静岡県のニュース
Via Scoop.it - Genpatsu
浜岡原子力発電所で東京電力・福島第一原発に匹敵する事故が起きた場合を想定し、静岡県が専門機関に依頼して放射性物質の広がり方をシミュレーションした結果がNHKが入手した資料で明らかになりました。
風向きなどによっては原発からおよそ50キロ以上離れた地域でも甲状腺がんを防ぐための対策が必要となる可能性があり、今後の防災対策に影響を与えるものとみられます。
NHKが入手した資料によりますと、シミュレーションは静岡県が東京の財団法人・原子力安全技術センターに依頼して行われました。浜岡原発で事故が起き、福島第一原発で最も深刻な被害を及ぼしたとみられる2号機に匹敵する量の放射性物質が流出したという想定です。
放射性物質の広がりをコンピューターで予測するSPEEDIと呼ばれるシステムを使い、去年の毎月1日に観測された風向きや風速をあてはめてシミュレーションしています。
その結果によりますと、シミュレーションした12日のうち11日は偏西風や北寄りの風が吹いていてその場合、放射性物質はおおむね駿河湾や遠州灘の海上に流れ出るという予測です。
一方、10月1日に観測されたような南寄りの風向きの場合は、放射性物質が陸側に向かい、北北西方向におよそ10キロの範囲で、放射性セシウムによる外部被ばくが年間50ミリシーベルトに達する地域があり、避難の対象となる20ミリシーベルトを大きく上回るとされています。
この場合、およそ50キロ以上離れた地域でも吸い込んだ放射性ヨウ素による甲状腺がんを防ぐために安定ヨウ素剤の服用が必要になる可能性があると予測されています。
浜岡原発について福島第一原発の事故を踏まえたシミュレーションが行われるのは初めてで、今後の防災対策に影響を与えるものとみられます。
02月08日 13時37分
Via nhk.or.jp